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2014年10月26日

政府専用機「747-400」 VIPの足には特別装備が満載!

最も頻繁に新聞やテレビに登場する「自衛隊機」かもしれない。

 天皇、皇后両陛下が外国を訪問される際や、首相外遊などに使われる政府専用機だ。航空自衛隊が管理・運航しており、空自内では「特別輸送機」と呼ぶ。この“VIPの足”が、間もなく交代のときを迎えようとしている。

 政府は8月12日、現在の米航空機大手ボーイングの大型機「747-400」を退役させ、平成31年度からボーイング「777-300ER」を採用すると発表した。747機は「ジャンボジェット」と呼ばれ、大量輸送には向いていたが、燃費性能が悪く、近年の燃油高騰により国内航空各社が同機を新機種に切り替えており、整備委託が困難になった。

 政府専用機は、民間旅客機にはない機能がある。機体に敵味方識別装置を装備している点だ。緊急時の人員輸送のため、より地表に近い貨物室から直接乗り降りできる「エバックステアウェイ」も備え付けられている。

 機内には貴賓室、秘書官室、会議室が整備されているほか、記者会見場まである。公務用の通信機器もあり、首相が国内の閣僚や海外首脳と電話することも可能だ。政府専用機が飛び立つ際は、原則として別の1機が後を追う。海外で故障や整備不良が判明した場合に予備の1機が代役を務めるためで、要人輸送に万全の態勢を敷いている。

 万全を期すといえば、新たな訪問地や、一定期間訪問していない空港に航行する場合、事前に「予行飛行」し、航路や現地空港の状況を把握するのが大原則だ。ところが、この慣例をあえて守らなかったケースもあった。

 25年1月、政府はアルジェリア人質事件で死亡した日本人の遺体と関係者を運ぶため、政府専用機を使用することを決断した。邦人退避に同機を活用したのは、これが初めてだった。通常、事前準備に時間がかかる政府専用機だが、菅義偉官房長官が急ピッチでの作業を要求した。防衛省がこれに応え、747機は「自国民保護」という大役を果たした。

 ちなみに、機内に乗り込む機長や整備士はもちろんのこと、スチュワード、スチュワーデスに至るまで、すべて自衛隊員だ。乗客用のヘッドホンやスリッパにまで「JASDF(航空自衛隊)」の文字がプリントされている。

 記者も首相外遊に同行するため、何度か政府専用機に乗ったことがある。地上からタラップを上ると、胴体部分に書かれた「航空自衛隊」の文字と、尾翼の大きな日の丸が目に飛び込んでくる。着席時に「シートベルトをお締めください」という当たり前の声かけも、声の主が自衛官だと思わず背筋が伸びてしまう。

 食事時には、がっしりとした体格のスチュワードが現れる。空自の制服に身を包んだスチュワーデスから笑顔で「コーヒーのおかわりはいかがですか?」と聞いてもらえるのは、不思議な体験だった。数年前まではエプロンを着けていた。

 安倍晋三首相は「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を掲げており、政府専用機は世界各地にお供するフル稼働が続く。今月もアジア欧州会議(ASEM)の首脳会議に出席するため、東京とイタリア・ミラノを往復した。747機が役目を終えるまで、ゆっくりとする暇はなかなかなさそうだ。

FF14 RMT
幻想神域 RMT
ラテール RMT  


Posted by ままもも at 22:59Comments(0)